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【映画】『なぜ邦画は世界に通用しないのか』 TOKYO FMにて放送作家・高須光聖と映画解説者・中井圭が語る

2017年10月23日(月) エンタメ

1: 芸能おkがお伝えします@\(^o^)/ 2017/10/22(日) 13:25:42.89 _USER9
放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。10月15日(日)の放送では、映画解説者の中井圭さんをゲストに迎え、高須が好きな「タイタニック」のすごさや、これからの日本映画について語りました。

◇◇◇
高須:ベタなこといいますけど……「タイタニック」はたぶん劇場で3回観て、当時買ったDVDは何回も観てますね。

中井:「タイタニック」って映画史に残る興行記録ですごいんです。なんでかというと、リピーターが多いからなんですよ。

高須:中井さんは、あれはあんまりですか?

中井:僕も大好きですよ。あんだけ長い映画なのに観れてしまうっていう……。

高須:最初のシーンに、本当にタイタニックが沈んでいる映像を使っているからね。ネタ振りのためにこれだけのものを!? って思うほどやからね。

中井:そうですね。この映画のジェームズ・キャメロン監督って海好きなんですよ(笑)。

高須:「アビス」とかね。“水もの”をさせたら、あのおっさんうまいねん(笑)。

中井:あとはテクノロジーを発展させる監督ですね。「タイタニック」のセットも半分は作ってるんで。ジェームズ・キャメロンという人は「タイタニック」で世界の興行記録を塗り替えましたし、その後に「アバター」という映画でも興行記録を作っています。

高須:「アバター」はどういうところがすごいんですか?

中井:映画史的にいうと、3D映画を普及させたのが「アバター」ですね。ジェームズ・キャメロンはテクノロジーオリエンテッドな人なんで、技術をどんどん進めていくことに注力しているんですよ。

高須:なるほど。

中井:自分で3D用の機材を開発して撮っていたという状況もあって、すごく偉人ですよね。

高須:日本人であんなに緊迫した映像が撮れる監督っています?

中井:予算の掛け方が、そもそも違うっていうのがあるんですよ。

高須:そうか。あそこに辿り着けへんのやったら、表現方法を変えようってなるんやね。

つづく

10/22(日) 12:00配信 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171022-00010005-tokyofm-ent

写真
https://amd.c.yimg.jp/amd/20171022-00010005-tokyofm-000-1-view.jpg
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2: 芸能おkがお伝えします@\(^o^)/ 2017/10/22(日) 13:25:57.44 _USER9
中井:でも、例えば黒澤明監督の「七人の侍」がどうだったかというと、今観ても緊張感があるし娯楽性もすごい。画作りも本当に優れているわけなんです。しかし、今はどっちかというと技術寄りの方向になってきているので、予算的な面もあるし、そこまでのことはできないよ、となってはいます。

高須:日本人監督に、“こんな風な映画を撮ったらいいのにな”と思うものはありますか?

中井:アメリカで娯楽映画を撮って欲しいというのはありますね。世界で評価されている日本人監督は、ほとんどがアート寄りなんですよね。

高須:もしくはアニメやね。

中井:清水崇監督みたいにホラーでアメリカに行ってる人もいるんですけど、基本はジャンルムービーという扱いになっているんです。

高須:うん。

中井:これから日本って人口が減っていくじゃないですか。マーケットが小さくなり映画産業も衰退していく可能性がある。そうすると我々は、世界に目を向けなければいけないですよね。でも今の映画は例えば高校生の恋愛模様とか、ある特定の人に向けて作ればどうにか回収できるんですよ。そもそも日本人に向けて作っているので、世界に持っていっても全然当たらないんです。

高須:なるほどね。

中井:韓国映画ってクオリティが高いんですよ。韓国はもともと映画産業はそんなに盛り上がってないんですけど、外に向けて作っているんです。だからポン・ジュノやパク・チャヌクなどのトップ監督は、ヨーロッパじゃなくてアメリカなんです。ハリウッドで映画を作っているんですよ。

高須:J-POPとK-POPの差やね。

中井:まさにそうですね。世界戦略が違うんです。アメリカでうける映画を作れるかどうかというのが、これからの日本の映画産業を左右してくると僕は思っています。
◇◇◇

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(TOKYO FM「空想メディア」より)


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